同じ量を食べてもあまり太らない人と、すぐに太ってしまう体質の人がいます。
また、同じように生活しているのにとても疲れやすく、疲れが取れない人もいます。
この違いは基礎代謝に関係があると指摘されています。
基礎代謝とは「生命を維持するのに必要な最小のエネルギー代謝」です。つまり寝ている状態で一定の時間に消費する熱量という事です。
基礎代謝は子供の頃は高いのですが、加齢や無理なダイエットなどにより、だんだんと低下してきます。
子供の体温が高いのはこのためです。
すると身体や内臓に脂肪がついたり、疲れがなかなかとれないという状態に陥ります。
クエン酸サイクルが順調に廻っていると、疲れにくく太りにくい健康な体を維持できるのです。
クエン酸サイクルがスムーズに廻っている場合
食べ物から取り込まれた糖質が、消化器系や肝臓で全てグルコースに変換されて血流に乗って全身に行きわたりグリコーゲンに合成され各臓器細胞に取り込まれます。
血液中のグルコースは肝臓や筋肉組織への貯蔵量がある程度決まっているので、この時にグリコーゲン合成に使い切れなかった余分なグルコースは、それぞれの細胞に送られるのです。
細胞内でグルコースが代謝されてピルビン酸になります。
ピルビン酸は酸素を取り込んで、アセチルCoAという物質になり、次のクエン酸サイクルへと進みます。
アセチルCoAはオキザロ酢酸と結びついてクエン酸を生成し、クエン酸サイクルへと入ります。そしてアミノ酸やビタミンの助けを借りながら変化を続け、CO2とH2Oを生成して完全に酸化されて多量
のATPというエネルギーをつくります。(クエン酸サイクル一周廻る毎に12個のATPがつくられます)
吸収された糖質が代謝されてクエン酸サイクルに入ってしまえば、全てエネルギーとなり脂肪合成に向かうことはなくなります。
クエン酸サイクルが廻っていない場合
クエン酸サイクルがストップするとエネルギー源が流れることができなくなり、中間物質であるピルビン酸やアセチルCoAがどんどんたまっていきます。
ピルビン酸は前に進むことができなくなると、今度は無酸素の状態で分解(嫌気性分解)をはじめます。そして、疲労物質である乳酸を生成します。乳酸が筋肉中に蓄積すると、筋肉が緊張しこわばった状態になり、肩こりや筋肉痛を起こします。また、乳酸が全身に行き渡るとpHが酸性に傾き、全身的な疲労を感じます。
また、クエン酸サイクルに入れなかったアセチルCoAは脂肪合成へと進んでいきます。
つまり、クエン酸サイクルが廻らないと、体脂肪が増加し疲労がたまるといえます。
最近お酢を摂る事が健康法として流行っています、それには以上の理由があるのです。